「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、器、石油ストーブ、思いもよらぬモノ、など多数品揃え。商品の入荷案内を中心に古いものにまつわる話あれこれ綴ります…。猫を連れてのご来店大歓迎です。
「てぬぐいまつり」開催中
本日より「てぬぐいまつり」開催してます。

しばらく肌寒い日が続きましたが、これからの季節に手放せない手拭いを一堂に集めてみました。全部で170枚くらいあるかな…。どれでも一枚300円也。お気に入りを見つけてください。


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据わり込みO.K。奪い合いはダメ、よ。




平織りの木綿布で大きさが35×90センチほどの布を、「てぬぐい」と最近は言いますけれども、おおよそ現在の65歳くらいを境に「日本タオル」もしくはただの「タオル」と言う人もいます。夫の祖母の家ではタオルといえばすべて手拭いのことであり、タオル地のタオルは存在しなかったそうです。

一般的な用途として、タオル地のタオルと同じく体を拭いたりするものとしての機能はもちろんのこと、そのほか多種多様な用途のある「手拭い」ですが、存在自体は奈良時代までさかのぼるようです。ほんの30年くらい前までは、お店の宣伝として、観光地の宣伝としてごく当たり前に名前入りの手拭いを配る習慣がありましたが、コスト削減などと言うつまらないものを合言葉にして最近ではめったに見かけなくなりました。

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お配りものの見本その一。

もはや何であるのかさえ分からない人も多いでしょう。

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見本その二。

これならば読める。御手富貴。おてふき、です。

こうしたのし紙で包んでごあいさつ代わりに配る。何と素敵な習慣でしょう。ぜひとも復活させたいです。現在でもオリジナルの手拭いを染めてくれるところがいくつかありますね。浅草の「ゑりの高砂屋」とか。


現在では手拭いが撒かれるといえば歌舞伎の襲名か北島三郎のコンサートくらい?のものです。昔はもっと安価に作ることができたので、小さな個人商店やお稽古事で名取になったときの記念などにも普通の人が気軽に作っていたのでしょう。今回の「てぬぐいまつり」では個人商店ものから定番の温泉地もの、おみやげもの、参拝記念、など地域色豊かな古い手拭いを集めてみました。こういう些細な消耗品にも機械でなく人間の手作業による膨大な労力をつぎ込んだ日本人てやっぱり凄いな、と思わずにはおられません。


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