「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
古道具と骨董の境目
本日4月25日より5月2日まで第2回和食器まつり開催中。





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威風堂々の古い中国ものの棚に陳列しますといよいよもって、これって骨董じゃないんですか?と聞かれそうです。

以前にも申し上げましたが、「古道具屋と骨董屋は何が違うのか?」という疑問に正しい答えはないと思っています。唯一労働組合がない職業ともいわれる古物業界において横の連携というものが非常に薄く、骨董の世界では騙した!騙された!の声を頻繁に聞きますから無理もないと思われますが、リサイクルも古着も古道具も古美術も免許は一緒ですから。結局は店の名前が○○古道具店でも××骨董店でも扱う商品は自由です。個人的な認識としましては、骨董にはガラクタも含むが、古美術となるとやはり骨董が主でしかも経年することで価値が上がっていくものを指すと思っています。

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にぎにぎしい金襴錦の鉢3枚組。

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明治ごろのものですし下絵は印判ですから、バブルのころなら15万くらいしたんだけどねぇ…といわれるタイプのものです。奥の深いやきものの世界でやはり江戸にはかかってないと骨董の仲間には入れてもらえませんね。時代のはざまで扱いが宙ぶらりんなのは不憫です。これくらいのものは飾っておくのではなくぜひ日常使いの食器として使っていただきたいところです。お正月には引っぱりだことなることでしょう。いつものがめ煮でも、器を変えればよそいきの料理に。






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捻(ねじ)錦手の杯洗。

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まるでイタリア菓子のズコットのようですが見事に派手です。派手さの中にも古いだけ落ち着きがあるのが救いです。

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印判や現代もののプリントを見慣れていると、手書きの筆致がとても不思議に思えます。勢いが感じられます。勢いは大切、人生においても。






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染錦大鉢。

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のびやかだなぁ…と思うわけです。わたしももっとおおらかにならねばという気持ちが湧きおこります。








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上の3点は明治のころのつくりですが、もう少し時代が下って昭和の初期のもので美しく実用的なものもあります。

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赤絵のひょうたん柄蓋付椀。

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縁起もののひょうたんの中に青海波と唐草牡丹が丁寧な筆致で描きこまれています。蓋と椀の柄が揃う絵付けになっているのも素敵です。これもちょっと特別な時用の食器ですが、えびしんじょのあんかけなど普段の食卓にものせてあげたいところです。





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そのほか昭和のころまでの香蘭社、深川製磁などもろもろご用意しております。そのほかの食器の詳細はまたのちほど。どうぞお足もとに気をつけて。


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