「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
DATE: 2010/01/25(月)   CATEGORY: 雑文
きものでつぶやく
普段に着物をお召しになる方がめっきり少なくなって、わたくしが街をあるいておりましても「きもの姿」ということでお声をかけていただくことも多くあります。「きものはいいですね」とか「似合ってるわよ」などというのはごく一般的なほめ言葉だとおもうのですが、共通しているのは声をかけてくださる方がみな一様にニコニコとうれしそうであるということ。

わたくし趣味で小唄をやっておりますが、小唄をたしなむ方というのは割に年配の女性が多く、やはりみなさま膝やら腰やらに問題が出てくるお年ごろ。体が思うようにならず、着物をお召しになれないという方も多くいらっしゃいます。そんなお姉さんに言われたひとことが「わたしね、きものを来ている若い人を見るだけでも幸せになるの」ということば。聞いてみるとそのほかのお姉さん方も街中で美しくきものを着こなした女性を見ると同じく幸せになると仰います。

たとえば、これを洋服に当てはめてみて考えると、ものすごく素敵に洋服を着こなしているおしゃれな女性、というのを見て、「素敵だな」「おしゃれだな」と思うことはあっても、「ああ、幸せ」と感じることがあるだろうか?と思ったのです。きれいなお召し物を着て、うれしく楽しいのは着物も洋服も同じだと思いますが、見るだけで他人を幸せな気持ちにさせるきもののチカラはすごいなと改めて感じ入ってしまいました。日本人のDNAに刻み込まれたきものに対する思いはアツい・・・
関連記事
page top
Copyright © 「古道具のささや」. all rights reserved. ページの先頭へ