「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
DATE: 2010/01/06(水)   CATEGORY: 雑文
松の内のおいなりさん
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新年からめでたく獅子舞姿のおいなりさんです。今年の初荷は家具類からぼちぼち入荷です。わたくし、夫が持ち帰ったインド人風邪で自宅療養のため写真はまた後日・・・





以下今年の我家のお正月です。
毎年年末は本当に戦争のように忙しく、くたくたになるんですけれども年が明けてみるとやっぱりお正月って楽しいわー、と疲れも吹き飛びます。



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夫が昔飼っていた白猫は神棚に上ってお神酒を飲むほどお酒好きだったらしいのだけれど、おいなりさんは興味なし。お屠蘇よりストーブ。





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例年は我家の雑煮は かしわ(鶏肉)なんですが、初めてブリの雑煮にしました。魚屋さんで「雑煮のブリはたっぷりと塩をして中までしっかりと塩味がしみてないとダメだよ。塩焼きみたいに表面にパラパラっとふっただけで煮ちゃうとおいしくないからね。しっかりとね。」と言われた通り、塩のきいたブリがおいしく、生臭いのがだめな夫もこっちのほうがいいと言ってました。

わたしはいろんな人にその家庭のお雑煮の作り方を聞くのが好きなんですが、母の味をそのまま受け継いでいる人、義母の味を学んだ人、転勤先で気に入った味をとりいれた人など、ふたつとして同じものはないほどバラエティーに富んでますね。ちなみにお隣の奥様は久留米の方ですが、肉魚類は入らず野菜と小豆のお雑煮だそうです。ああ、お正月だけでもヨネスケになっていろんな家に突撃したい!





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そしておせちは今年も2段重。出来合いのものは好きでないので買ってきたのはかまぼこのみです。

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基本は有元葉子さんの御節ですが、足したり引いたりアレンジしたり、夫が残さないように工夫します。





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そして今年の発見は、買い物に行った柳橋で見つけた「毛利大根」。普通の大根が1本300円でその横にある毛利大根は800円。これだけ値段の差があるのだからそれだけの理由があるはず…と思って八百屋のおじさんに聞いてみるとおじさん、不敵な笑みを浮かべて「おいしいよ」とひとこと。それならいっぽん貰おうじゃないかということで、一品。すりおろした大根を絞って甘酢を含ませたものにイクラをあえる。素敵な名前の「雪中南天」をユズ釜で。

大根の嫌いな夫が初めて大根を食べておいしいと言いました。雪のような滑らかさと大根自体の甘みがすごい。なるほど物事には理由があるのですね。生でも煮てもほんとにおいしい大根でした。




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同じ大根でもこちらは悩ましい大根。義父の畑から引っこ抜いたらこんなの出ました。なんだかやけに色っぽい。色気でも大根に負けたわ。三十路になって大根にも負けるとは。精進せねばと奮起する正月。




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そして我家のがめ煮。母こけし直伝のがめ煮には大根が入っているのですが、一般的にがめ煮に大根は入らないのだと去年友人に指摘され驚いた。母こけしに電話で「がめ煮に大根は入らんらしいよ」というと数秒の間があって「エー、嘘ウソ、入るって」と聞く耳持たぬ。改めて料理本などめくってみてもやはり大根は材料に入っていないのでした。が、結局母の味を守ることにして今年も大根入り。





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そして我家では正月休みの最後にもうひとつお雑煮を食べます。牛肉のお雑煮。

あたりめと昆布を細く切ったものを一晩水につけ、そこに拍子木に切った大根とにんじんを入れ炊きます。味付けは砂糖とみりんとしょうゆで甘辛く。そこへ牛肉のコマ切れと焼いたお餅を入れてさっと煮たものです。吸口はユズ。ごった煮のようで見た目は良くないですが野趣あふれるおいしさです。柳川出身の友人に教わりました。お正月の余りものでできるのでぜひお試しあれ。






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ここ数年お餅は年末に夫がついたものを食べるようになりまして、お餅のおいしさがわかるようになりました。これまたふかふかで暖かい餅のような猫をひざに乗せて食べるお餅は格別です。これもお試しあれ。
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