「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、器、石油ストーブ、思いもよらぬモノ、など多数品揃え。商品の入荷案内を中心に古いものにまつわる話あれこれ綴ります…。猫を連れてのご来店大歓迎です。
DATE: 2009/12/09(水)   CATEGORY: 雑文
おあつらえ
「御誂え」という文字を見るだけで心浮き立つのはなぜでしょうか?海外ブランドのオーダーメイドにはない喜びが確実にあります。本来日本のきものや帯という衣服はすべてオーダーメイドであるわけで自分のために作られたものであります。よく呉服店の店頭にぶら下げてあるプレタポルテの安価な規格サイズのきものは、スーパーやコンビニの誰が誰のために作ったのかわからない目的のない料理がまずいのと同じで、身につける喜びが少ないのも必然であります。



DSC04762.jpg
以前に弊店のお隣の「あまねや工藝店」にて購入しましたインド更紗の布です。


DSC04761.jpg
なごや帯に仕立ててみました。地色が薄いので色落ちもさほどないだろうと思い帯にしてみましたが、木綿地なので締りがよく色柄もほどよく上品なので活躍度の高い帯になりました。



たまにわたしが店番のときにはお隣で目の保養をさせていただいております。ほかにもインドネシアの更紗などもありますが、一番気になるのは中国の木綿布。一見して伊兵衛織と見まごうばかりの滑らかさと手触りの良さに驚きます。手績みの木綿糸らしい重みと厚みで単衣に仕立てれば真夏以外は通年着られそうです。色は白や黒や藍でシンプルな縞や格子で活用度は高いです。しかも木綿ですので伊兵衛織を1反買うと思えば、40反(!)くらいは買えてしまうお手頃価格ですし、かつての日本のように経済発展を遂げている中国でもこうした手技はあっという間になくなってしまうのでしょうね。買い占めておかなければ・・・と思う次第です。





関連記事
page top
Copyright © 「古道具のささや」. all rights reserved. ページの先頭へ