「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、器、石油ストーブ、思いもよらぬモノ、など多数品揃え。商品の入荷案内を中心に古いものにまつわる話あれこれ綴ります…。猫を連れてのご来店大歓迎です。
DATE: 2009/10/10(土)   CATEGORY: 雑文
こけし旅日記。1日目
過日、わたくし旅に出ておりました。去年の10月には伊勢に参りましたが、今年は熊野。目的はもちろん三社参り。御伴してくれたのは、またしても親友のかおりちゃんであります。

どこへ行くにしても事前に旅程を組むのですが、今回は手こずった。公共の交通手段が少なくふつうはレンタカーを借りるらしいが、車線変更ができないわたしには無理。バスを乗り継いで2泊3日で熊野三社を回ることにしました。確かにバスは本数が少ない。夫にはどうせ乗り遅れてタクシーもなく熊野古道で野宿に決まっている!とののしられながらプランニング。万が一遭難した場合に備えて氷砂糖をリュックに忍ばせて・・・



DSC04047.jpg
目指すは新宮、熊野速玉大社であります。

DSC04052.jpg
新大阪で乗り換えて、紀勢線のくろしお16号で太平洋岸をトコトコと。

DSC04115.jpg
和歌山県はパンダが有名。事前に知人に聞いてみたが誰一人としてそのことを知っている人がいなかった。繁殖して現在7頭もいるそうです。パンダを記念したパンダ列車の写真が展示してありました。が、

DSC04117.jpg
バンダ誕生って・・・一番大事なところで誤植。

DSC04114_20091010190652.jpg
くろしお26号にはパンダシートもあるそうです。可愛いのか可愛くないのか判断は微妙。

和歌山県観光局によると、和歌山県のキャッチフレーズは「わっ!が山ほど和歌山県」なのだそうです。たしかに面白いものがたくさん目にとまります。
DSC04064.jpg
イノブタダービーで有名なすさみ町。ちなみにすさみの道の駅の名前は「イノブータンランド・すさみ」です。ステキ。

DSC04072.jpg
和歌山第一猫発見。一瞬たま駅長かとおもったけど、駅にお迎えに来ていたネコちゃん。




DSC04075.jpg
そうこうするうち新宮駅到着。これまた事前情報で10人中10人が口にした、和歌山県の食べ物はまずい。という言葉におびえつつ、駅に併設してある立ち食いうどんにて第一食目。むせび泣くほどの美味。伊勢に近いこともあるのか、麺は伊勢うどんに似たやわらかい歯ごたえ。お出汁は絶品。博多のうどんは一口すすって、カツオと昆布が8:2!!!とすぐ分かる味に対し、一口では何が入っているのかわからないほどふくよかで豊満な味。サバ節も入っているようで、最後に鼻から抜ける香気にはしいたけのかおり。作ってくれたおばちゃんに、この出汁何が入ってるの?と聞いてみるも「いろいろやわ?」といなされる。めはり寿司ももれなく美味。


DSC04080.jpg
腹ごしらえもすんで、さっそく速玉大社めざして歩く。洋菓子店の看板猫、第2和歌山猫発見。

DSC04084.jpg
道中、古い建物が現役で商店として使われているので目を奪われる。古い金物屋。ショーウインドーには古いパーコレーターが転がっていた。

DSC04085.jpg
素敵な乾物屋。




DSC04089.jpg
寄り道しながらもやっと到着。速玉大社の鳥居。↑満面の笑顔のかおりちゃん。

DSC04091.jpg
境内には熊野信仰の象徴、「なぎの大樹」があります。神々しい。

二人の柏手がきちんと揃わなかったのに不満げなかおりちゃんであったが、無事参拝終了。次は近くの神倉山の霊石、ゴトビキ岩へ。この岩は日本書紀にある天の磐盾(あまのいわたて)です。観光局のお姉さんによると階段が538段あるので途中できつかったら手をついて登ってもいいですよー。ということでした。

DSC04101.jpg
が、昇り口まで来たら二人で口を揃えて、話がちがーう。

DSC04102.jpg
階段というよりも絶壁?な部分もあり、4本足の動物になった気分で登る。

DSC04107.jpg
神社からは絶景。そして厳かな巨石、ゴトビキ岩。下るころにはざんざんと雨が降り出しびしょぬれで下山。

DSC04121.jpg
急いで勝浦駅へ行き、宿へ急ぐ・・・と思ったら前の駅にかおりちゃん傘をわすれもの。すでに土砂降りで宿は近いけどタクシーに乗ろうと思って階段を降りようとすると、後ろから50代くらいの男性が。「傘もってへんのやったら、これ使いな」と傘を差し出すではありませんか。こちらを見ずに斜めに傘を差し出すその姿はジャージを着ていても、着流しの裾を端折った任侠映画の高倉健にしか見えない。去ってゆく後ろ姿を見ながら、驚きと喜びとカッコよさに2人とも放心。

土砂降りの中歩いて宿へ辿り着き、さっそく夕食。献立はもちろん↑県のさかな「まぐろ」。お運びのかわいいお姉さんとはなぜかUFOの話で盛り上がる。

DSC04298.jpg
きっかけは新宮駅にあった↑名物「UFOパイ」なのですが、仲居さん仲間全員が知らないというすごい名物でした。その日は休みの古参のお姉さんにわざわざ電話をかけて聞いてくれましたら、聞いたことはあるけど見たことはない!という隠れた名物。しかしわれわれがしつこく聞き込みをしたところ、何とその仲居さんはUFOらしきものを見たという。話を聞いてみると、それってUFOでないなら一体何なの?というくらい核心に迫った目撃情報である。大体が、UFOの目撃情報って友達の友達が見た!とか、信憑性に欠ける話が多いが、はじめて、見た!という本人から話を聞いて興奮する。

オーシャンビューの露天風呂で、ふたり興奮を鎮める。心の中で傘をくれた「勝浦の高倉健」に合掌しつつ就寝。
関連記事
page top
Copyright © 「古道具のささや」. all rights reserved. ページの先頭へ