「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
アラジンストーブの整備、承ります。
今年は残暑が長いですね。予報によると九州は10月中旬まで暑い日があるそうです。と言いましても、朝晩は少し肌寒く感じることもあり、石油ストーブに関するお問い合わせもちらほら頂いております。毎年のことですが、寒くなってから急いで使おうとするとトラブルの元です。今のうちから灯油の準備、ストーブのお手入れをした上で安全に使いましょう。



毎年、シーズンはじめに最も多いお問い合わせは、『青いはずのアラジンストーブの炎がオレンジになる』というものです。以下、石油ストーブ整備の持ち込み例として具体的に写真で見てみましょう。

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このお客様の場合、3年前に購入して2年ぶりに使おうと思って着火したら、この状態です。芯は残量があるのに、どうしても火が青くならないということでした。まずこのストーブが正常燃焼しない原因から申し上げますと、以下の2点です。


1、古い灯油をつかっている
2、芯の掃除をしていないので煤がべったり付いている


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黄色く色づいているのは古い灯油です。灯油は2、3年経つと黄色くなります。このかたの場合は3年前の灯油がタンクに残ったままでした。

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芯を繰り上げてみると、上部にはべったりとコールタールのように煤がついています。これは定期的に専用の芯(ウイッククリーナー)でとってあげなければなりません。どれくらいの頻度かと言うと、使用頻度にもよりますが、目安は燃焼時にブルーファイアーの中にぽつぽつとオレンジの炎が出だしたらお掃除の合図です。

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芯を取り出してみると古い灯油を吸った下の方は黄色くなっています。いくら芯クリーナーで上の方をきれいにしても、古い灯油を吸ってしまった芯は使うことができません。

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タンクの洗浄をします。(3500円から)下にたまっている灯油の中には黒いカスのようなものがたくさん入っています。このときに水で洗浄するのはおすすめしません。どんなに念入りに乾かしたとしても一カ所しか穴のないタンクではどうしても水分が残ってしまいます。タンク内の水は正常燃焼の妨げ、故障の原因になります。従って、新しいきれいな灯油で洗浄します。タンク内がきれいになるまで何度も繰り返します。

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そのほかのパーツもすべて分解して、こちらは洗剤でキレイに洗います。組み立てる前には水分が残らないようにドライヤーなどで乾かします。





タンクをキレイに洗浄して、そのほかの部品を分解清掃、芯を新しいものに交換。以上の3点で安心して今年の冬もこのストーブを使うことができます。これだけのことを一般の方が自宅でするとなるとなかなかに難しいと思います。ここまで悪い状態になっているならば、お近くの石油機器技術管理士におねがいすることをおすすめします。本来は、購入時の説明書に書いてあることをきちんと守ればこのようなことにはなりません。基本的なお手入れで数十年安全に使うことは可能です。持ち主の方のこまめなお手入れこそが肝要なのです。

弊店では、石油機器技術管理士の店主が石油ストーブのメンテナンスに関するお問い合わせを承っております。「青いはずの炎がオレンジになる」、「芯の交換方法がわからない」、「芯を替えたけど正常燃焼しない」などございましたらお電話にてお問い合わせの上、店頭までお持ちくださいませ。整備料金のお見積もりをいたします。以前に弊店でお買い上げいただきましたストーブに関してはもちろんのこと、他店でお求めになった石油ストーブも承ります。


参考までに弊店に置けるアラジンストーブの整備料金は、分解整備基本料金が5000円です。替芯やマイカ、天板など部品交換が必要な場合はそれぞれ別途で部品代金、工賃がかかります。(例として、分解整備をして芯を新しいものに交換した場合総額で8625円となります)アラジンストーブ以外の石油ストーブ(バーラー、パーフェクション、コロナ、ニッセンなど)は料金が異なりますのでお問い合わせください。何度も申しますが、基本的に説明書に書いてあるようなお手入れを定期的に行っていれば、プロの手を借りて整備料金を払うこともなく済みます。安心、安全に石油ストーブを使うためには是非ご自身の手でこまめなお手入れを。それでも手に負えなくなったときはご相談くださいませ…
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