「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
「古い灯油」について…
めっきり寒くなりました。そろそろ石油ストーブを使おうかな、というかたも多いと思います。新しく買ってきた灯油を給油して、さぁ点火。みなさんの石油ストーブは正常燃焼していますか?



几帳面な性格の方は、きちんとタンク内までお手入れ済みのストーブに新しい灯油をいれていることでしょうから、何の問題もなく使えると思います。心配なのは、ちょっとズボラを自認する方です。今年の3月ごろ、ストーブもシーズンオフ、というときにタンク内の灯油をきちんと使い切っていますか?几帳面な方は空焚きしないようにできるだけ使い切ったうえで、タンクを逆さまにして残りの灯油を出し切ってから収納していることだと思います。

よく、「古い灯油」を使ってはダメです。

という言い方をしますが、実際に古い灯油とは買ってからどの位を指すのか?わからないという方もいらっしゃると思います。灯油の質は保管環境にも大きく左右されるので一概には言いづらいのですが、先ず目で見て黄色くなっている灯油はダメです。おおよそ黄色くなる迄には2から3年くらいかかります。買ったばかりの灯油は、透明ですよ。それでは今年の3月に買った灯油の残りはどうか…

結論から言うと、使えるストーブと使わない方が良いストーブがあります。

まず、パーフェクションやバーラー、ニッセンなどはほぼ大丈夫です。問題なのはアラジンストーブです。煤がでにくいのと正常燃焼が目に見えて確認できるので使いやすいストーブといえるのですが、その反面構造上ものすごく神経質なストーブとも言えます。以前までは正常に使えていたのに、今年使おうと思ったら炎がオレンジなんです。というお問い合わせが最も多いのですが、この原因は、ほとんどが古い灯油を使ったか、タンク内に水が混入しているためです。

タンク内への水の混入がなぜおこるのか?

今年3月に買って保管していた灯油なのに、水が混入してたという場合。灯油缶を直射日光のあたるベランダや屋外に保管していませんでしたか?灯油は日光に当たると激しく劣化しますし、夏の間との寒暖の差で缶内で結露することがあります。これはストーブのタンク内でも同じ現象が起きることがありますので、ストーブ本体も付属の箱や布の袋にいれて、直射日光のあたらない屋内や倉庫に保管する必要があります。寒暖の差の激しい四季のある国ゆえ、それに叶った保管方法が必要です。



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ちなみに、タンク内から出した灯油に水が混入している例。水の玉が入っているのがわかりますか?この方は、灯油は新しいものを入れたのに炎がオレンジになるということでしたが、案の定タンク内に水混入。水の入った灯油でストーブを焚いてしまうと、芯までしみ込んで使えなくなってしまうので、新しい芯への交換とタンク内の洗浄が必要になってしまいます。


同じ灯油を石油ファンヒーターでは問題なく使えたのに、アラジンストーブでは正常燃焼しないということもありますので、アラジンストーブをご愛用の方はぜひとも灯油は新鮮なものをお使いいただくことをお勧めします。
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