「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
大人のための髪飾り
きもの美人を作るには、なにはともあれ髪です。着物を着るというと、着付にばかり気を取られてしまう人が多いように思いますが、同じくらい重要なのは髪かたちです。それさえ美しく整い、なおかつその人の顔形にに合うものであれば間違いなく「美しい人」の称号は得られます。それほど大事な髪かたちでありますのに、チープなプラスチックかんざしや造花のブローチなどをつけてはもったいないことです。大人の女性たるもの、ホンモノの髪飾りで洗練された「きもの美人」を目指したいものですね。



入荷商品の中から、いくつかご紹介したいと思います。
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レオパード柄のようなバラ斑の本べっ甲の簪(かんざし)。長さ12㎝、共箱付。






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べっ甲かんざしは季節を問わず、普段着の紬類から柔らかモノの小紋まで幅広くお使いいただけます。黒っぽい部分が多いほど髪にさしたときに目立たなくなります。長さ12㎝。






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こちらは本べっ甲の上に蒔絵で緻密な牡丹が描かれています。ホンモノ、かつ季節限定のもの。上級者向け。創業慶応元年、京都の老舗かづら清老舗製、共箱付。






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梨地に金蒔絵でススキをはじめ秋草が敷き詰めてある櫛。幅10㎝。素地は柘植(つげ)だと思います。







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べっ甲の素地を彫り込んで蒔絵をほどこしてある櫛。よくもまぁここまで、ため息の出るほどの細かな文様は蝶に鳳凰、牡丹の花弁の中には吉祥文様や宝物がさらに彫ってあるという素晴らしいものです。ここまでくれば美術工芸品の域。飽きることなく眺められます。





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南瓜に蓮根、栗に茄子、大根に胡瓜に豆に唐辛子…お野菜づくしの櫛です。それぞれに質感、色を似せて肉合(ししあい)蒔絵で立体的に表現されています。素地はべっ甲。







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べっ甲から馬爪まで各種かんざし。









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いつか日本髪を…と言う方には、櫛笄(くし・こうがい)のセットを。水牛角や牛爪、馬爪を素材としたものは樹脂よりも美しく安価で手に入るのでおすすめです。






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そのほか、大人の女性にふさわしい珊瑚や翡翠(ネフライト)などの玉かんざし各種もございます。

昨今の着物ブームでは紬が人気で着物は紬しか持ってないと言う方も多いようですね。サンゴなどの玉かんざしは紬や木綿などの普段着に調和します。また季節によって、そろそろ単衣にというころからはピンクの珊瑚はやめて白いものや涼しげな翡翠のものを使うようにするといいですね。髪飾りにも着物と同じく格、というものは存在しますので訪問着には上質なべっ甲のものを合わせるなど全体の調和を考えた着こなしをしたいものです。


髪は女の命とよくいいますが、髪と書いて「くし」と読むこともありますね。頭髪を梳いたり、髪飾りとしても使う櫛は、髪そのものと同じくらい大事なものだと思います。「綺麗な御髪(おぐし)ですね」などと見知らぬ人から言われた日にゃ、女冥利に尽きるというものです。着物を着るすべての女性が、上質な髪飾りで「大人のきもの美人」になることを願っています。

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