「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、器、石油ストーブ、思いもよらぬモノ、など多数品揃え。商品の入荷案内を中心に古いものにまつわる話あれこれ綴ります…。猫を連れてのご来店大歓迎です。
DATE: 2012/04/22(日)   CATEGORY: 雑文
旧松本家住宅
過日、北九州は戸畑の旧松本家住宅の一般公開へ行って参りました。その存在をわたくしまったく存じ上げませんでしたが、ここで結婚式を挙げたという人が周りにちらほら…とても素敵だなぁと思いました。福岡のかたはあまりご存じないのではないでしょうか?写真撮影も可能でしたので以下、ご報告までに。



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夜の小倉へはちょくちょく出かけるのですが、戸畑へは初めて参りました。駅を降りたらすぐに若戸大橋が見えます。赤くて大きな橋はとても美しいですね。



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有名な明治学園前でバスを降りてから、夜宮公園を通り抜けます。6月上旬には「とばた菖蒲まつり」が開催されるそうで、この時はまだまだつぼみでしたが本当にたくさんの菖蒲が植わっていて驚きました。その数50種、2万本だそうです。




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これが旧松本家住宅、中庭から。

御存じない方のために補足:筑豊御三家と称された安川・松本家の安川敬一郎氏の次男である松本健次郎氏が明治45年に住宅と迎賓館を兼ねて建てたものです。設計は日銀本店や東京駅を手掛けた辰野金吾氏。洋館と日本館があり渡り廊下でつながっています。建物はもちろん家具に至るまでアール・ヌーヴォー様式で作られている例は珍しく、国指定の重要文化財となっています。

近年外壁が塗りかえられたそうですが、なんだかちょっと変。緑色が濃いですね。オリジナルはもう少し上品な緑色だったんじゃないかと思います。

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ぶどうにツバメのステンドグラス。大正期の日本製ステンドグラスは本当に味わいがありますね。外からみると、油絵のようにも見えてまた違った美しさが楽しめます。

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南蛮絵更紗のタピストリー「海の幸」。優に6メートルを超える大作は迫力満点です。

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対面するもう1枚の「山の幸」のほうには、猫がいました。

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家具類は言うまでもなく立派。なにがすごいって、テーブルの脚のコロが木製!



で、ここから日本館。

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欄間がゴテゴテしてなくてモダーン。趣味が良いですね。ちなみに最近の若い方、欄間のことを御存じなくて「ランマー」と言う呼び名のものだと思っている人がありますね。生まれてこのかたマンション住まいだと仕方ない気もします。

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日本刺繍を衝立(ついたて)にしてあるもの。溜息ものです。







北九州は門司港レトロ地区をはじめ、古い建物を残そうという気概があっていいですね。福岡市内にもいろいろとあったのに新し物好きな気性のせいか県政が悪いのか、ほとんど古い建物は残ってませんね。小倉には市役所の前にお城があるしね…羨ましい街です。いまや博多-小倉間は新幹線ならわずか15分です。みなさまもお出かけになっては如何でしょうか。

最後に小倉へ来たら食べずにいられないもの…
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I LOVE うなぎ。

小倉駅から歩いて5分、鍛冶町の「田舎庵」へ。天然ウナギの蒲焼で一杯。至福のひとときです。奇しくも今日、4月22日は春の土用の丑の日。また食べたくなってきました…今年は5月4日も土用の丑の日ですからね。みなさんもどうぞ…
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