「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、器、石油ストーブ、思いもよらぬモノ、など多数品揃え。商品の入荷案内を中心に古いものにまつわる話あれこれ綴ります…。猫を連れてのご来店大歓迎です。
しばらく使ってなかったストーブの使い方
米国人カメラマンの撮った被災地の写真をみていると、30?40年くらいまえのコロナの対流式ストーブにあたっている年配の方々が写っていました。サビだらけできっと永いこと使われてなかったものと思われます。幸いにして芯が残っていたのでしょう。灯油、ガソリンの燃料不足が何よりも気がかりです。

また、関東方面では計画停電によりエアコン、電気ストーブ、オイルヒーター等が使えなくなるということで石油ストーブを使おうと思っている方も多いかと思います。幸いにして自宅に昔使っていたストーブがある!といった場合にも、はたしてこのまま灯油を入れて使ってよいのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。そこでしばらく使っていなかった石油ストーブを使うに当たっての注意点をいくつか述べたいと思います。



1 まずタンク内に古い灯油が残っていないか確認する。

一年以上経った灯油はにおいの原因です。振ってみてチャポチャポいうような場合はタンク(アラジンのようなタンク一体型はストーブごと)を逆さまにして古い灯油を出し切ってください。さらに新しい灯油を注いでタンクを振り洗い流す、という手順でタンク内を洗浄します。ゴミのようなものが出る場合は数回繰り返してください。この時に出た汚い灯油はガソリンスタンドに引き取ってもらいましょう。間違ってもトイレに流したりしないように。




2 芯が上がるかどうか確認する。

つまみをまわしてきちんと芯が上がってくるかどうかを確認します。芯の残量がある場合はそのまま使えます。芯がほとんどない場合や固着して上がって来ない場合は、芯の交換が必要です。固着している場合は、金属切り用のノコギリ刃を差しこみ一周ぐるりと芯をはがすように回します。その後つまみを回しつつ芯を上に引き上げると外れるはずです。新しい芯の取り付け方についてはストーブによって異なりますのでここでは述べません。




3 ホコリや煤を落とす。 

長く使っていないストーブは必ずと言っていいほどホコリや煤が付着しています。ストーブの構造によりけりですが、主に芯回りの網目状の部分は歯ブラシ等で汚れを落としてください。外れるパーツは洗剤で水洗いしてもかまいませんが、必ず完全に乾かしてから装着してください。





4 新しい灯油を給油する。

芯を新しくした場合は、すぐに点火せずに30分以上待って芯に灯油がしみ込むのを待ったあとに点火します。燃え方にムラがないか、変なにおいがしないか等を確認して使ってください。




そのほかの注意点としては…古いストーブには耐震消火装置が付いていないものもあります。関東、東北方面では余震に気をつけてください。また使い慣れていない人の場合、給油のタイミングがつかめない場合があります。何時間つけたらタンクが空になるか把握してください。空焚きは厳禁です。芯がダメになってしまうことがあります。

石油ストーブは安価な燃料で広域を暖められる優れた暖房器具です。正しく使って暖まりましょう。
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