「古道具のささや」
福岡市中央区平尾の古道具屋です。antiqueからvintageまで、日本の古道具、家具、時計、ガラス製品など多数品揃え。石油機器技術管理士の店主が石油ストーブの整備・修理も承ります。猫を連れてのご来店大歓迎です。
アラジンストーブの修理と整備、15型デラックス編。
本日のストーブは、アラジンの15型デラックス。覗き窓が両側にあるタイプです。これは2011年の消費生活用品安全法が施行される前に弊店でお買い上げ頂いたストーブです。


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3年ほど使っていなかったそうですが…結構状態は悪いですね。マイカは何かにぶつけたりすると屈折して中がよく見えなくなりますから気をつけてください。タンクも凹んでますしね。

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中もこの通り。ススとタール状の汚れがべったり。ペットを飼ってておられるようで、案の定筒の中には動物の毛。

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タンク内には黄色く変色した古い灯油。右の写真はタンクの底側ですが、ペットの毛に給油時の灯油の漏れたものがくっついて焦げています。給油時に灯油が垂れたら、雑巾などでこまめに拭いてくださいね。ポリタンクの横にでも専用の雑巾を置いておくとお掃除が楽です。


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全てのパーツを分解して洗浄。タンク内も特殊な薬剤で洗浄。そしてマイカと芯は新品に交換。


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再度組み立てて、完成。正常燃焼です。今回の整備代金は合計で12300円です。日頃こまめにお掃除してくださればここまで汚れることもないので、ぜひ芯回りのホコリ取りと外観の拭き掃除は習慣化していただきたいです…




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石油ストーブの修理と整備、ニッセン編。
立冬を過ぎたものの、まだまだ日中は暖かい日が続いております。15日の水曜日からぐっと寒くなるそうですが…本日は、ニッセンの石油ストーブKS-5の整備についてのご紹介です。



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ヤフーオークションでお求めになったそうで、外側は綺麗にしてあります。逆に綺麗に見える物ですから、下手したらこのまま使ってしまう人もいるかもしれません。

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ほやの内側が真っ黒ですからススがかなりでてます。不完全燃焼してます。

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これも一見綺麗なようで…ホヤ受けの中の、ホヤ受け網にホコリがびっしりと付着してます。

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タンク内にも灯油が残ってましたので、出してみましたら案の定茶色く変色してますので、数年間は使われないまま置いてあったようです。こうなるといくら芯の残量があっても古い灯油を吸って駄目になってますので、タンク洗浄と芯交換が必須になります。

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バラバラに分解して全ての部品を洗浄。タンク内も特殊な薬剤で洗浄。

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芯を新しくして組み立てれば仕上がり。表面的にはさほど変わりませんが、買ったままの状態では使えません。もし新しい灯油を足して使ったりすればかなりの異臭とともに真っ黒いススでお部屋も真っ黒になります。

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ニッセンはアラジンと違って正常燃焼時でも炎がオレンジなので、正常に燃焼しているかどうかは匂いやススの状態で判断します。


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ホヤの中が琺瑯のクリーム色である方が正常です。ススが出ていれば、不完全燃焼燃焼しているということになりますので、お手入れが必要です。最初は少しずつススも出てくるので、いつのまにかお部屋の四隅がうっすらとすすけてきていたら注意です。どうぞ石油機器技術管理士のメンテナンスを受けてください。


あと最近気になること…
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アラジンストーブの修理と整備、39型編。
朝晩が冷えるようになり、全国から続々と石油ストーブの修理のご依頼をいただいております。今現在、一番たくさん出回っているであろうアラジンストーブの39型の整備です。



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古いものではないので外観の状態は良いのですが、タンクに灯油が入ったまま3年ほど放置してあったそうで、芯が固着してしまい、レバーが回らない状態です。たとえ新品のストーブを購入してもタンク内に灯油を入れたまま1年以上置いておくと、芯を交換しなければなりません。また今回のように芯が固着してしまうと、一般の方では芯交換すらできないと思います。

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若干のスス、芯周りの汚れ、ホコリ、マイカの傷みがあります。

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タンク内を洗浄します。右側の写真を見ていただくとわかりますが、本来灯油は無色透明です。3年でこれくらい黄色い灯油に変質します。


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左が新しい芯、右が古い芯。残量がたくさんあったとしても、一度古い灯油を吸い込んでしまった芯は使えません。ですので一番避けていただきたいのは、タンクに古い灯油が入っているにもかかわらず、ご自分で芯だけ新しいものに交換することです。せっかくの芯が無駄になりますので、タンクを洗浄してから芯交換をしてください。

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全ての部品を洗浄、筒まわりはさらにヤスリで磨きます。



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再度組み立てて完成。外観がほぼ無傷なのでほぼ新品同様に。基本の整備料金+タンク洗浄+芯交換+マイカ交換で合計13300円となります。ご参考くださいませ。
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トヨトミのレインボー、今昔。
先日整備したストーブでもご紹介しました、トヨトミ。珍しいことに新旧のレインボーそろい踏みです。


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清潔感のある白物家電のような石油ストーブ、レインボー。2013年式です。点火するとガラスホヤ部分に7色の光のリングができます。



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左の茶色いボディーのレインボーは1980年式。かなり全体的なデザインは変わっていますが、7色のガラスホヤは健在です。新しい方も一般的なストーブに比べるとかなり小さめ。古い方はそれに比しても小ぶりなので4畳半くらいが適当かと思います。間取りの狭い時代ですね。古い物件でも今は4畳半と7畳をぶち抜いてワンフロアにしたお部屋が多いのでね…ちなみに2013年式の方はPSEマークが付いているので商品として販売可能です。




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石油ストーブはそれぞれに特徴がありますので、ぜひ皆様の暮らしに合ったお気に入りの1台を選んで欲しいと思います。
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石油ストーブの修理と整備、トヨトミ編。
飽きずに石油ストーブの話です。今回は福岡市内からトヨトミの石油ストーブの整備のご依頼をいただきました。アラジンやパーフェクション、ニッセンが古いストーブとしては人気ですが、一般的にご家庭で使われているのはそれ以外の日本メーカーのストーブが大半を占めると思います。弊店では、海外メーカー国内メーカー問わず、対流式も反射式も石油ストーブのメンテナンスを承っております。


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トヨトミのムーンライターという対流式の石油ストーブです。真っ黒のボディーに安全柵が付いていてちょっと和風のぼんぼりを思わせる可愛らしいデザインです。外観は綺麗にお手入れしてお使いでしたが、分解整備と芯交換、耐震消火装置の点検、自動点火装置が動かないのを修理してほしいということでした。



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筒を外してみると、ホコリがたくさん。アラジンと同じく対流式は下から空気を吸い込んで上に熱とともに放出するのでどうしてもストーブ内にホコリやペットの毛が溜まりやすくなります。なので月に1回程度はご家庭でのお掃除が必要なのですが、一般消費者の方にはそのことが周知されていません。石油ストーブが掃除が必要であることをご存知でない方も多いです。

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全て分解し、部品を洗浄、タンクは綺麗な灯油で洗浄、芯の案内筒を研磨します。自動点火装置の不具合は、金属部分のさびつきによる接触不良でした。サビを綺麗に落とします。

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芯はトヨトミの純正芯を入れ替えます。


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再度組み立てて完成。今回は分解整備と芯交換で合計6200円です。写真右は点火時。小ぶりで日本製らしいストーブですね。長期間灯油をタンク内に入れたりしていなければさほど手間も料金もかかりませんので、安全のために定期的なメンテナンスをおすすめいたします。



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